疲れでおきる影響とは何か

看護師4人中3人が慢性疲労を訴えているという現実です。
どの病院へ行っても、見かける看護士さんの多くは笑顔で接していても疲労を感じている人が多いです。どんなに疲労を感じていても、なかなか休むことができなかったり、常に笑顔で患者さんに接することを求められるので非常にストレスも多い仕事です。そのため、看護師の中にはうつ病にかかってしまう人も多く、うつ病から慢性疲労を感じている人もいます。

看護師は人の命や健康を預かる仕事なだけに、些細なミスから医療事故を引き起こす危険があります。
患者さんの名前を間違えて、違う人に違う治療を行う、病院の機器を壊してしまうなどの医療ミスはほとんどが看護師の慢性疲労が原因で起きていることです。看護師の慢性疲労が及ぼす影響は医療事故につながるようなミスばかりではありません。慢性疲労が改善しない上にまた疲労がたまっていくので、過労死や、ストレスからうつ病にかかって自殺など、命を落としてしまう看護師も多いのです。また、看護師の命だけでなく、妊娠している看護師の場合、仕事が過酷過ぎて流産してしまったという看護師も多いです。

さらに、看護師の慢性疲労によって起こる影響として、職場を退職していく人の増加が挙げられます。疲れているのに休みも取れないなどという過酷な状況から逃げるためには看護師を辞めるしかないのです。そうして看護師が辞めていくことで更なる看護師不足を招き、勤務している一人一人にかかる仕事の負担が増え、残された看護したちの慢性疲労の原因となってしまうのです。

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